「目を凝らせば」

  ポピーの花を覗くと、カクレクマノミと目が合います。

  それは、蜜を吸いに来た蝶々オオゴマダラも同じで、

  カクレクマノミと目が合って、笑顔になった瞬間。

「目を凝らせば」シリーズの最初の作品です。

私が絵を描き始めた初期の頃の作品で、イラストっぽく、陰影も弱く平面的で、未熟な作品ですが、幻覚が見え始めた象徴のような、原点の絵です。

生き物の周りには、その命を喜ぶ妖精が居るのではないかと常々思っていました。

すると、花びらの多い花や雄しべが密集している花は、イソギンチャクに見えてきて、そこには、クマノミが隠れているのではなかろうかと想像が止まりません。私には、花屋が水族館に見える時もあります(笑)。

花が咲く時、よ~く目を凝らしてみて!あなたにも見えるかも!

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