タイトル 「世界で1番愛を集める海」

ジャンル アクリル画

サイズ  ジークレー版画F8 原画F100 (1620×1303㎝)

制作日  2019年5月

     2019年6月 たぶろう美術協会 努力賞 受賞

解説

 この絵は、ずばり沖縄県名護市辺野古の海です。

実際に潜って、豊かな海を目の当たりにした時の感動を思い出して描きました。

辺野古がジュゴンの棲む海ということは周知の事実ですが、そのことをマスコミに発表するきっかけを作ったのは、実は私なのです。

1997年普天間基地の移設先として辺野古の名前が上がった時はあまり知られておらず、「ジュゴンが棲んでいることを証明できれば、ヘリポート建設を阻止できるかもしれない」との情報を得、マスコミに発表し、ジュゴンネットワーク沖縄の初期メンバーとして、ジュゴンの調査をしていました。

 辺野古の海は、森からの栄養分も手伝って、本当に豊かな海が広がっていました。

色とりどりの魚、健全なサンゴ、貴重なサンゴ群、そして今埋め立てられている砂地には、ジュゴンの餌であるアマモ(海草)が繁茂していました。

真ん中にジュゴンの親子、その下にあるサンゴは、アオサンゴとパラオハマサンゴの群生、両脇にテーブルサンゴの群生、アオサンゴの群生は北限でこれだけのコロニーを作っているのは、とても貴重と言われています。その生物の多様性は、2019年世界の「ホープスポット(希望の海)」にも認定されたほどです。

「世界で1番愛を集める海」というタイトルにしたのは、

2019年2月に「辺野古新基地反対の署名」で、世界中から21万人以上の署名が集まったことに感銘を受けたからです。

こんな小さな島の海のことを世界中の人たちが守りたいと願ってくれていること、世界中からこんなに愛が集まっている、その多くの愛を受けて、辺野古の生物たちはみんな笑顔で愛に溢れています。その愛が今度は沖縄から世界へ虹となって届きますように、そして実際にジュゴンが笑って暮らせる平和な世の中になりますように!

そんな願いを込めて描きました。

サインも右肩上がりに書いてあります。

ご覧下さる方の人生が右肩上がりになりますように!という願いも込めてあります。                  

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